第33話|レイズドベッドの土が足りない理由と、土そのものの役割

📖 Ep3|畑づくり

レイズドベッドを5個作って、痛感したことがある。
土は、ただ“かさを増やすもの”じゃなかった。


有機物だけでは土にならない違和感

杉の樹皮、籾殻、とん糞、牛糞、鶏糞などの堆肥、落ち葉など。
できるだけ自然なもので、いい土を作りたいと思って集めてきた。

でも、やっているうちに違和感が出てきた。
「これ、本当に土になるのかな」
ふかふかにはなる気がする。

でも、“畑の土”とは何かが違う気がした。


土の役割は「混ぜること」ではなかった

調べたり、実際にやってみて感じたのは、
土は、ただ混ざるためのものじゃないということ。


・微生物の住みかになる

落ち葉や籾殻を分解する微生物は、
土の中に多く存在している。

つまり、土がないと
分解そのものが進みにくい。


・水分と空気のバランスを保つ

有機物だけだと、乾きすぎたり、逆に蒸れたりする。

土があることで、
水分と空気のバランスが安定する。


・栄養を蓄える役割

分解された栄養分も、
土がないと留まらず流れてしまう。

土は、栄養の“貯金箱”のような役割をしている。


「材料」ではなく「土台」だった

今までは、

落ち葉や堆肥をたくさん入れれば、
そのうち土になると思っていた。

でも実際は逆だった。

土があるから、土になっていく。

私の畑は石だらけで、この土は使えない。
圧倒的に足りない土をどう調達するか。


だから土を入れることにした

近所の農家さんに聞いたとき、
「土は買うよ」
と言われて、少し驚いた。

でも今なら分かる。

土は“完成品”でもあり、
“スタート地点”でもある。

土をホームセンターで買うことも検討したが、計算すると5L入りの土が最低でも1,000袋以上必要になるという計算だった。

近所の農家さんに教えてもらった方法で私もダンプ単位で購入することに決めた。

金額は24,000円だ。

ホームセンターで買い、袋を開ける手間を考えたら、圧倒的に楽だし
何より安価に済ませられる。

その上で、

落ち葉や籾殻などを混ぜながら、
少しずつ育てていく。

全部をゼロから作ろうとしない。

それが、今の自分には合っている気がする。


土づくりは時間がかかる

すぐにフカフカの土になるわけじゃない。

でも、確実に変わっていくはず。

今回やってみて、
土づくりは「作るもの」というより
「育てるもの」なんだと思った。


これから

土が届いたら、まずは土を入れる。

そして、この畑がどう変わっていくのか、
しっかり見ていきたい。

本当に野菜が育つ土になるのか。
ここからが、やっとスタートだと思っている。

土は、知り合いの農家さんが発注するときに、私の分もまとめて頼んでもらうことにした。
話し合って、送料を折半した方がお互いにいいという結果になった。
土を入れる時期は、農家さんを優先することにする。

この畑には、ボロボロの柵がある。
軽トラで土を運ぶ予定だが、まずはこの策を撤去しないといけない。
いつかは、ちゃんとした柵に作り替えようと思っていたので、良い機会だ。

次は、柵の撤去の様子をお届けしたい。

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