第31話|母が20年以上続けている3年日記を、私も始めることにした

📖 本編

家庭菜園を始めてから、畑作りや野菜の育て方について母に聞くことが増えた。

「去年はいつ頃植えた?」
「きゅうりはいつから採れ始めた?」
「大葉は何袋くらい出荷できた?」
そんなことを聞くたびに、母は一冊の手帳を開いて教えてくれる。

「去年はこの日に植えたね」
「その年は雨が多くて失敗した」
「道の駅にはこれくらい出荷したよ」


去年のことや、2年前のことまでその手帳を見ながら説明してくれる。
どういう手帳か興味を持ち、母に聞いてみた。

3年日記という存在を初めて知った

不思議に思って聞いてみると、それは「3年日記」だった。

同じ日付のページに3年分の記録を書ける仕組みになっていて、去年や一昨年の出来事をすぐに見返すことができるらしい。

しかも母は、それを20年以上続けているという。

だから、
「去年はこうだった」
「一昨年はもっと収穫できた」
「その年は台風で全滅した」

そんなことがすぐに分かるのだ。

実際に見せてもらうと、同じ日付の欄に過去の記録が並んでいて驚いた。


農業は天候や気温に左右される。
同じように見える毎年でも、実際には全く違う。

だからこそ、記録を残して翌年に活かしているのだろう。

農業に記録は大切なのかもしれない

私はこれまで日記を続けられたことがない。
学生の頃も、大人になってからも、何度か挑戦したが長続きしなかった。

でも家庭菜園を始めてから、記録の大切さを感じるようになった。

いつ種をまいたのか。
いつ追肥したのか。
いつ収穫が始まったのか。
どれくらい出荷できたのか。

今は覚えているつもりでも、来年になると意外と忘れてしまう。

DIYも同じだ。
どの材料を使ったのか。
費用はいくらだったのか。
どんな失敗をしたのか。

後から見返せる記録があれば、次に活かせる。

そう考えると、これは日記というより「暮らしの記録帳」なのかもしれない。

パソコンやスマホでも日記やメモはあるが、3年分の手あかのついた手帳、そして、すぐに見たい日付が見られる便利さは、手書きならではの良さだと思う。

私も3年日記を始めてみる

母の話を聞いているうちに、私もやってみたくなった。
どの手帳にするかかなり迷ったが、最終的にはシンプルで続けやすそうなものを選んだ。

私が選んだ3年日記はこちらです。

色がかわいくて選んだのですが、3年間も開けたり閉じたりするものなので、母と同じソフトレザーカバーにすればよかったと後悔しています。
これも経験だと思い、3年後は、丈夫なカバーの3年日記を買いたいと思います。

毎日長い文章を書くつもりはない。
その日にやったことを数行だけ。

畑の様子。
DIYの進み具合。
収穫した野菜。
その日の気付き。

そんな小さな記録を積み重ねていこうと思う。

1年後、3年後の自分への贈り物

退職を目前に控えた今、私の暮らしは大きく変わろうとしている。

空き家DIY。
家庭菜園。
道の駅への出荷(予定・希望)。
そして、新しい暮らしづくり。

今は当たり前の日常も、数年後に振り返れば貴重な記録になるはずだ。

母のように20年以上続けられる自信はまだない。
それでも、まずは今日の一行から始めてみようと思う。

1年後、3年後、この手帳を開いたときに、
「あの頃はこんなことをしていたんだな」
と懐かしく思える日が来るのを楽しみにしている。


まだ、きゅうりとトマトしか植えていませんが、さっそく3年メモを活用しています。
簡単なメモなので、三日坊主の私でも続けられそうです。
書いたメモをもとに、きゅうりの栽培記録を随時更新しています。

きゅうり栽培記録|週末だけの空き家菜園で無農薬に挑戦【随時更新】
空き家へ行くと、家の中へ入る前に、まず植えたきゅうりを見に行く。本当は毎日でも様…


コメント