土間にする予定の場所。
まずは敷かれていたタイルカーペットを剥がすところから始めた。
正直、軽くめくれば剥がれると思っていた。
だが、その考えはすぐに甘かったと気づくことになる。
まったく剥がれない
端を少しめくってみる。
…が、ほとんど動かない。

コンクリ下地に強力に接着されている。
「これは思っていた簡単な作業じゃない」
道具がなかったので、
ダイソーで買ったハサミを角にねじ込み、無理やり隙間を作ることにした。
なんとか1点だけ剥がれる。
だが、そこからがまた大変だった。
少しずつ、少しずつ。
本当に“めくる”というより、力いっぱいで“引っ張る”作業。
結果、5枚剥がしただけで限界がきた。
額から汗が吹き出す。
腕も疲れて、思うように力が入らない。
「これ全部やるのか…」
先の見えない作業に、正直かなり心が折れかけた。
作業しながら迷い始めた
ここまでやったところで、ふと手が止まった。
「本当に土間でいいのか?」
剥がす前までは、土間一択だった。
外からそのまま入れるし、汚れても気にならない。
それが一番いいと思っていた。
でも、実際に生活をイメージしてみると、別の面倒くささに気づいてしまった。
例えば、
リビングから土間にある冷蔵庫に飲み物を取りに行くとき。
そのたびに、土間用の履物を履く必要がある。
逆に、フローリングにすれば、
長靴を脱ぐ手間は増える。
どっちが面倒か。
考えれば考えるほど、分からなくなった。
正直に言うと、
「どっちが楽か」でしか考えていない。
めんどくさがりな自分らしい判断基準だと思う。
最終的に出した結論
しばらく悩んだ末、ひとつの結論にたどり着いた。
土間は、あとからフローリングにできる。
でもフローリングから土間にするのは大変。
解体が必要になるし、手間もコストも一気に増える。
それなら、まずは土間でやってみよう。
合わなければ、そのとき変えればいい。
そう考えて、
玄関からキッチンまでは土間にすることに決めた。
ただ、土間にすると決めても、ひとつ気になることがあった。
コンクリートむき出しの床。
冬は間違いなく冷たい。
今はいい。
でも、寒くなったときに後悔しないだろうか。
そんな不安は、正直あった。
でも、それもあとで考えればいい
それでも、最終的にはこう思った。
「冬のことは、冬に考えればいい」
公務員時代は、
先のことを考えて、失敗しないように準備するのが当たり前だった。
私の準備不足で周りに迷惑をかけてはいけないと思って仕事に取り組んでいた。
なにより、計画したとおりに仕事が進むことが一番の安心だった。
でも今は違う。
そのときの状況で考えて、
そのときに合うやり方を選べばいい。
完璧じゃなくていい。
むしろ、
その場その場で判断していくこと自体が、楽しくて仕方ない。
誰かに認められなくてもいい、自分が納得すればいいのだから。
自由に選べるということ
今回の選択も、正解かどうかは分からない。
でも、あとから変えることもできる。
そう思えるだけで、気持ちはずいぶん楽になった。
「どうなるか分からないけど、とりあえずやってみる」
そんな選び方ができる今の状況が、
少しうれしかった。
剥がしたあとの現実
そして、さらに問題だったのがこれ。

床にびっしり残った接着剤。
白くカスのようにこびりついていて、見た目も触り心地も最悪。
手でこすってみる。
…ほとんど取れない。
ここでまた、作業が止まる。
禁断の方法に手を出す
考えた末、思い切った。
外の水道からホースをつなぎ、
室内の床に水を撒いてみることにした。

子供たちが幼い頃、机にシールの跡を剥せなかった時に、シールを湿らせて爪でひっかいて取ったなあという記憶がよみがえった。
「この方法でやってみるか」と思い立った。
正直、かなりの罪悪感があった。
「家の中に水を撒くなんて大丈夫なのか」と。
でも、この家は40万円で買った空き家。
いい意味で、遠慮がいらない。
水を撒いて、30分ほど放置。
そのあと、指でこすってみると——
さっきよりは取れる。
あれだけ苦戦していた接着剤が、
なんとか剥がれていく。
そう思えた瞬間だった。
そして同時に、こうも思った。
「スクレーパーを使えば、もっと楽にいけるのでは?」

まとめ
タイルカーペット剥がしは、想像以上にきつい作業だった。
- そのまま剥がすのはかなり大変
- 接着剤が強力で簡単には取れない
- ただし、水でふやかすとなんとか剥せそう
水をかけてスクレーパーでこすっては見たものの、完全にとることはできなかった。
何か良いアイディアはないか、再検討する必要がある。
今回使用した道具(※類似品)
DIYをはじめて、少しづつ道具が増えてきた。
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