修理が終わったはずなのに、今度は焦げ臭いにおい
事故でバーストしたタイヤを交換し、キャンピングカーはとりあえず走れる状態になった。
車体の外観もほぼ元通りになり、新品のピカピカのタイヤに生まれ変わった。
それでも事故の恐怖心が消えていなかったのか、どこか車の状態に不安があった。
まずは様子を見るため、近くを少し走ってみることにした。
しかし、その時だった。
走り始めてしばらくすると、車の外から焦げたようなにおいがしてきた。
最初は気のせいかと思った。
事故のあとで神経質になっているだけかもしれない。
それでもどうしても気になる。
念のためキャンピングカーを安全な場所に停め、車の周囲を確認することにした。
すると事故で大きく破損していた場所に近いタイヤから、焦げ臭いにおいがしていることに気付いた。
嫌な予感がした。
念のためホイールに手を近づけてみると、思わず手を引っ込めた。
一つだけホイールが異常に熱くなっていたのである。
少し走っただけでここまで熱くなるのは明らかにおかしい。
このまま走り続けるのは危険だと思い、すぐに別の修理工場へ向かった。
原因はサイドブレーキの引きずりだった
整備士の方に事情を説明し、車を見てもらったところ原因はすぐに分かった。
サイドブレーキが常にかかった状態になっていたのである。
つまりブレーキがわずかに効いたまま走行していたということだ。
事故の衝撃によって、サイドブレーキとタイヤを結ぶコードに異常が発生していたことがここで判明した。
最初に持ち込んだ整備工場では、車体の大きいキャンピングカーを下から詳しく確認する設備がなかったため、見つけられなかったのかもしれない。
ブレーキを引きずった状態で走ると、タイヤやホイール周辺に大きな負荷がかかる。
その結果、異常な熱を持ち、焦げたようなにおいが発生していたのだという。
もし気付かずに走り続けていたら、ブレーキの故障やタイヤトラブルなど、さらに大きな問題につながっていた可能性もあったそうだ。
小さな違和感が大きなトラブルを防いだ
事故のあとだったこともあり、車のわずかな変化にも敏感になっていた。
「何となく焦げ臭い気がする」
その程度の違和感だったが、見過ごさなかったことで大きなトラブルを防ぐことができた。
今回の出来事で改めて感じたのは、車のトラブルは小さな異変が前触れになることがあるということだ。
普段なら「気のせいかな」で済ませてしまうような違和感でも、一度立ち止まって確認することが大切だと実感した。
事故をきっかけに、キャンピングカーに乗るときは以前よりも車の状態を意識して確認するようになった。
タイヤの状態、異音、におい、ハンドルの感覚。
ほんの小さな変化でも見逃さないようにしている。
そして、このトラブルによって修理は再びやり直しとなった。
ようやく戻ってきたと思ったキャンピングカーだったが、完全に修理が終わるまで、さらに1か月待つことになるのであった。
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