高速道路のトンネル内を走っていたときだった。
突然、「バン!」という大きな破裂音が響いた。
一瞬で変わった状況
次の瞬間、ハンドルが強く取られた。
車体が大きく揺れる。
キャンピングカーのタイヤがバーストしていた。

何が起きたのか、すぐには理解できなかった。
ただ、ひとつだけ分かったことがある。
このままでは危ない。
必死にハンドルを握った
キャンピングカーが横転するかもしれない。
そう思った瞬間、全身に力が入った。
車体は左右に大きく揺れ、
体も何度もぶつかった。
それでも、必死にハンドルを押さえながら、
少しずつスピードを落としていく。
トンネルという状況
事故が起きたのは、高速道路のトンネルの中だった。

左右にも、前にも後ろにも、逃げ場はなかった。
なんとか横転せずに停止できた。
「助かった」
そう思ったのも束の間だった。
直後、後方から「ガシャーン」と大きな音がした。
後ろの車が急ブレーキをかけ、その後方の車両が間に合わず追突。
さらにその後ろの車も巻き込み、
3台の玉突き事故になってしまった。


幸いだったこと
事故と聞くと、大きな被害を想像するかもしれない。
けれど幸いなことに、怪我人はいなかった。
自分も、他の車の方々も無事だった。
それだけが、救いだった。
事故直後は、正直かなり動揺していた。
一人で運転していたこともあり、
頭の中は真っ白だった。
それでも、高速道路という状況を考え、
すぐに発煙筒を焚いた。
後続車に知らせなければならない。
それだけを考えて動いていた。
レッカーを待つ時間
しばらくして、警察とレッカー車が到着した。
私のキャンピングカーは、
タイヤのバーストと衝撃で自走できない状態になっていた。
そのままレッカーで運ばれることになった。
トンネル内で、約1時間。
警察官に「車内は危ない」と言われ、
後方の路肩で待機することになった。
通り過ぎる車の音が、トンネル内に響く。
思っていた以上に大きな音だった。
車の中から向けられる視線。
恥ずかしさと、不安と、
さまざまな感情が入り混じっていた。
レッカー車が到着したとき、
心の底からほっとしたのを覚えている。
想像以上の修理
後日、修理の見積もりを聞いたときは驚いた。
キャンピングカーは車体が大きく、
部品も特殊なため、修理費は高額になるという。
結果的に、修理には約2ヶ月かかることになった。
保険に救われた
今回、本当に助かったのは、車両保険に入っていたことだった。
キャンピングカーは、一般的な車よりも
修理費が高額になりやすい。
もし保険に入っていなければ、
かなりの負担になっていたと思う。
負担できなければ、泣く泣く手放していたかもしれない。
事故は起こしたくて起こるものではない。
それでも、いざというときに備えておくことの大切さを、
身をもって実感した。
事故後、キャンピングカーはレッカーで運ばれ、そのまま修理工場へ。
修理から戻ってきたのは、事故から約2ヶ月後だった。
きれいに直ったキャンピングカーを見たとき、
正直、ほっとした。
ようやく戻ってきたときには、見た目はほぼ元通りになっていた。

またこの車で走れる。
その安心感と同時に、
事故の記憶もはっきりと残っていた。
しかし、このあとさらに思わぬトラブルが起きることになる。
小さな判断ミスが、大きな事故につながる
今回の事故で強く感じたのは、
「大丈夫だろう」という判断の危険さだった。
タイヤのひび割れには気づいていた。
それでも、
「まだ使える」
と判断してしまった。
その結果が、この事故だった。
タイヤは何年で交換するべきか?
今回の事故の原因は、タイヤの劣化だった。
では、タイヤは何年で交換するべきなのか?
ひび割れはどの程度で危険なのか?
実際に事故を経験して分かったことを、こちらにまとめている。
次に起きたのは「焦げ臭い異変」だった
タイヤを交換し、修理も終わり、ようやく走れるようになったキャンピングカー。
しかし安心したのも束の間、再び異変が起きる。
走り出してすぐ、今度は焦げたようなにおいがしてきた。
その原因は、まったく別のところにあった。
それ以来、
タイヤの状態や空気圧は、以前よりも意識して確認するようになった。
当たり前のことを、当たり前にやる。
それがどれだけ大事かを知った。
あの日、もし状況が少し違っていたら。
そう考えると、
今ある日常がどれだけ大切なものかが分かる。
事故は、ただ怖い出来事ではなかった。
これからの生き方を考えるきっかけにもなった。
これから乗る人へ
キャンピングカーは、自由な旅ができる魅力的な車だ。
その一方で、維持費やリスクもある。
保険、車検、燃費。
実際に乗ってみて初めて分かることも多い。
(保険・車検・燃費の実体験をまとめています)
これからキャンピングカーを考えている人の参考になればうれしい。



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