退職まで、あと2ヶ月になった。
退職を決めた当初は、不安な気持ちと「辞めたい」という気持ちを、何度も天秤にかけていた。
本当に辞めて大丈夫なのか。
収入はどうなるのか。
毎日家にいて後悔しないのか。
考え始めると、不安はいくらでも出てきた。
そのたびに、「今のままで働き続ける未来」と、「仕事を辞めて新しい暮らしを始める未来」を頭の中で何度も比べて、自分が本当に望んでいるものを確認していた気がする。
でも、空き家と出会ってから、その気持ちは少しずつ変わっていった。
運命的といっても過言ではない空き家との出会いについては、こちらです。
空き家で過ごす週末
毎週末、主人と空き家へ通う生活が始まった。
最初は畑は荒れ放題、傷みは少ないが、生活するための設備が足りなくて、正直どうなるのかわからなかった空き家。
それでも、床を貼ったり、壁を塗ったり、片付けをしたりするうちに、少しずつ「自分たちの場所」になっていった。
主人が丸鋸で木を切っている横で、私は壁を塗ったり、畑の土づくりをする。
レイズドベッドを作って、きゅうりやトマトを植えた。
水をあげて、小さな変化を見つけるだけでも楽しかった。
DIYも畑も、決して効率がいいわけではない。
失敗も多いし、思ったように進まないことだらけだ。
それでも、自分の手で少しずつ暮らしを作っていく時間は、とても充実していた。
気がつけば、
「仕事がなければ、もっと空き家に行けるのに」
そう思うようになっていた。
空き家で快適に暮らすためのDIYや畑でレイズドベッドを作る様子をYouTubeでご覧いただけます。
興味がある方は、チャンネル登録をしてご覧いただけるとうれしいです。
退職しない未来には戻れなくなっていた
空き家で過ごす時間が増えるほど、退職への迷いは少なくなっていった。
以前は、
「本当に辞めていいのかな」
と何度も考えていたのに、今はもう、退職しない選択には戻れなくなっていたように思う。
今の生活が、とても楽しい。
完成した理想の暮らしがあるわけではない。
まだ途中だし、古い空き家は直す場所だらけ。
畑も初心者で、失敗ばかり。
それでも、「これからどう作っていこうか」と考える時間が楽しい。
仕事中心だった生活の中で、自分がこんな気持ちになるとは思っていなかった。
半年前から準備していてよかった
今振り返ると、退職の準備を半年前から始めていて、本当によかったと思う。
もし勢いだけで辞めていたら、不安ばかりが大きくなっていたかもしれない。
平日は仕事。
休日は空き家。
その生活を半年続けたことで、「仕事を辞めた後、自分はどう暮らしたいのか」が少しずつ見えてきた。
退職に向けた準備については、こちらです。
そして何より、仕事を続けていたおかげで、この半年間のDIY費用を準備することができた。
フローリング材。
工具。
塗料。
畑の資材。
空き家づくりには、思っていた以上にお金がかかる。
仕事をしていたからこそ、今の暮らしにつながる準備ができたのだと思う。
今は、職場を去るための準備期間
退職まであと1ヶ月。
今は、「辞めるまでのカウントダウン」というより、長年働いた職場を去るための準備期間のように感じている。
長く働いた場所だからこそ、最後まできちんと働きたい。
次に来る方が困らないように、できるだけきれいに引き継ぎをしたいと思っている。
退職を決めた頃は、不安ばかりだった。
でも今は、不思議なくらい前向きな気持ちでいる。
これから始まる新しい生活が、楽しみで仕方ない。


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