第49話|退職まであと1か月。最後の1か月を乗り切るために

📖Ep6|そして迎えた退職の日

退職まで、あと1か月になった。

長かった会社員生活も、ようやく終わりが見えてきた。

退職が決まったときは、

「最後まできちんと仕事をしよう」
「引き継ぎもしっかり終わらせよう」
「気持ちよく退職の日を迎えよう」

と思っていた。

ところが、退職まであと1か月になった今、思うように仕事ができなくなっている。
やれば30分で終わる仕事を先延ばしにする。
電話を1本かければ済むことを後回しにする。
資料を作れば終わる仕事にも、なかなか手がつかない。

仕事が分からないわけではない。
やるべきことも分かっている。

それなのに、体も心も動いてくれない。

35年勤めた公務員を辞める決意をした理由はごちらをご覧ください。

退職前になって、なぜ気力がなくなったのか

私は昔から、仕事を先延ばしにする人が苦手だった。

「やれば終わるのに、なぜやらないのだろう」
「期限があるのに、なぜ早く動かないのだろう」

そんなふうに思っていた。

だからこそ、今の自分が一番理解できない。

「これでは昔の自分が一番嫌っていた働き方じゃないか」
そんな思いが頭をよぎる。

でも、今振り返ると、長い間かなり無理をしていたのだと思う。

私は中間管理職として働いていた。
上からの指示を受けながら、部下のフォローをする。
仕事の調整をし、人間関係にも気を配る。

部下の休職や欠勤があれば、その穴を埋めるための調整も必要になる。

休むこと自体を責めるつもりはない。
誰にでも事情はある。

ただ、現場を回すためには、誰かが調整しなければならない。

その役割を長く続けるうちに、少しずつ疲れが積み重なっていたのだと思う。

「仕事が嫌い」なのではなく、今の環境に疲れていた

最近は、朝よりも職場に着いてからのほうがつらい。
職場にいるだけで気持ちが重くなる。

時計を見ながら、
「あと何時間……」
と考えている自分がいる。

そして、5時になるのを待っている。
以前の私なら、考えられなかったことだ。

それでも、仕事そのものが嫌いになったわけではない。
長年続けてきた仕事には、もちろん思い入れもある。

ただ、長年続いた人間関係や、管理職として背負ってきた責任に疲れてしまったのだと思う。
「仕事が嫌い」と「今の働き方を続けるのがつらい」は、同じではない。

退職を目前にして、ようやくそのことに気づいた。

退職までの1か月、無理に頑張りすぎない

退職まであと1か月。

以前なら、
「最後くらい、しっかり頑張らなければ」
と思っていたと思う。

でも今は、少し考え方を変えた。
もちろん、引き継ぎや必要な仕事はきちんとする。
最後まで責任を持って仕事をするつもりだ。

ただ、残り1か月で無理をして、自分を追い込む必要はない。

これまで長い間働いてきた。
だから最後の1か月くらいは、

「立派に走り切る」より「無事にゴールする」

ことを目標にしてもいいのではないかと思っている。

退職前にやっておきたい3つのこと

残り1か月を少しでも穏やかに過ごすために、私は次の3つを意識することにした。

① 残っている仕事を書き出す

頭の中だけで「あれもやらなきゃ」と考えていると、それだけで疲れてしまう。
残っている仕事を書き出し、期限を確認する。

それだけでも、少し気持ちが楽になる。

② 引き継ぐ仕事を整理する

退職する以上、自分がすべて抱えたまま終わることはできない。
自分が最後までやる仕事と、次の人に引き継ぐ仕事を整理しておく。

「仕事を手放すこと」も、退職前の大切な仕事なのだと思う。

③ 完璧を目指さない

最後だからこそ、きちんとしたい気持ちはある。
でも、仕事には終わりがない。
必要なことを終わらせ、次の人へきちんと渡す。

それで十分なのだと思う。

退職後のことを考えると、気持ちは前向きになる

不思議なことに、退職後のことを考えると気持ちが明るくなる。

空き家のDIY。
畑づくり。
ブログ。

やってみたいことがたくさんある。

仕事が終わったら、今まで仕事に使っていた時間を、自分たちの暮らしのために使える。

そう考えると、
「あと1か月」
という時間も、少し違って見えてくる。

「あと1か月もある」ではなく、

「あと1か月で、新しい暮らしが始まる」

と思うようにしている。

私の人生を大きく変えた空き家との出会いについて書きました。

生まれて初めて作った動画です。
お見苦しい点も多々あると思います(笑)

何もかも初心者ですが、興味がある方は是非、チャンネル登録をお願いします🙇

退職まであと1か月。今は「無事にゴールする」

最近は、吐き気を感じることもある。
気力が出ない日もある。
涙が出そうになることもある。

そんな自分を見て、
「もっと頑張らなければ」
と責めてしまうこともある。

でも、長い間走り続けてきた人が、ゴール目前で足が重くなるのは、それほどおかしなことではないのかもしれない。

もちろん、体調や気持ちのつらさが続く場合は、無理をせず周囲に相談することも必要だと思う。

「退職まであと少しだから」と我慢し続ける必要はない。

これまで十分頑張ってきたつもりだ。
全ての期間を全力で頑張ったわけではないが、
求められた役割を果たしてきたという自負はある。

だから最後の1か月は、自分を追い込みすぎずに過ごしたい。

そして退職の日には、

「よくここまで走った」
と、自分自身に声をかけてあげたいと思う。

長かった会社員生活も、あと少し。
立派に走り切らなくてもいい。
最後まで完璧でなくてもいい。

今の私の目標は、

無事にゴールすること。

そして、その先には、自分たちで作っていく新しい暮らしが待っている。

最後まで読んでいただきありがとうございました😊
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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